
Veo 3.1、Kling 3.0、Seedance 2.0は、いずれもテキストのプロンプトや静止画から、音付きの縦型動画を作れます。違うのは、1つのクリップの長さ、参照として入力できるもの、そして1秒あたりの料金です。この記事では、ドキュメントと料金リストをもとにそれらを並べます。画質のランキングは付けません。ベンチマークを実施していないので、数字を作り上げることもしません。
機能と制限の比較
| Veo 3.1 | Kling 3.0 | Seedance 2.0 | |
|---|---|---|---|
| 1回の生成の最長時間 | 8秒(4、6、8秒) | 15秒(3〜15秒) | 15秒(4〜15秒) |
| 出力解像度 | 720p、1080p、4K(FastとLiteは1080pまで) | Standardは720p、Proは1080p、Proは4Kモードあり | 480p、720p、1080p、4K |
| 縦型9:16 | 対応 | 対応 | 対応 |
| その他のアスペクト比 | 16:9 | 16:9、1:1 | 21:9、16:9、4:3、1:1、3:4 |
| 音声の内蔵 | 対応 | 対応(中国語と英語の音声) | 対応(効果音、環境音、リップシンクした音声) |
| 画像から動画 | 対応(最初と最後のフレーム) | 対応(開始画像と終了画像) | 対応 |
| 参照入力 | 参照画像(8秒のみ)、動画の延長 | キャラクターやオブジェクトのエレメント、参照動画1本 | 画像9枚、動画3本、音声ファイル3つ |
| 1つのクリップ内の複数ショット | 記載なし | 対応(ショットごとにプロンプト) | 確認したページには記載なし |
Veoの数値はGoogleのVeo 3.1ドキュメントによるものです。KlingとSeedanceの数値は、falのエンドポイントのドキュメント(Kling 3.0、Seedance 2.0)と、ByteDance Seedによるものです。制限はプロバイダーによって異なる場合があるため、利用予定のホストで確認してください。
リール制作にとっての違い
クリップの長さがカット数を決める
30秒のリールには、Veo 3.1のクリップなら4本、Kling 3.0かSeedance 2.0なら2本が必要です。リールはもともと頻繁にカットが切り替わるので、8秒でも十分実用的です。問題は、つなぎ合わせるクリップの間で、キャラクターや場面の一貫性を保つことにあります。
参照入力で、どこまでコントロールできるかが決まる
ドキュメント上で最も幅広い参照に対応しているのはSeedance 2.0で、画像9枚、動画3本、音声ファイル3つまで入力できます。Kling 3.0は、キャラクターやオブジェクトをエレメントとして定義し、プロンプトで指定できます。Veo 3.1も参照画像を受け付けますが、8秒のクリップに限られます。すべてのカットで同じ人物を出したいなら、まずこの行を確認してください。
音声は3つとも内蔵
別の音声ツールなしで、セリフ、効果音、環境音を得られます。Klingのドキュメントでは音声は中国語と英語に対応し、それ以外の言語は英語に翻訳されるとされています。ナレーションがトルコ語、スペイン語、日本語などの場合は、この点が重要です。その声は編集ソフトで追加する前提で計画しましょう。
提供状況は要確認
Googleは、Gemini APIのVeo 3.1プレビューモデルが2026年10月22日に終了すると発表し、Gemini Omni Flashか、エンタープライズプラットフォームで一般提供されているVeo 3.1モデルへの移行を案内しています。一般提供のVeo 3.1のページには、2026年11月17日以降の終了日が記載されており、falもVeo 3.1のエンドポイントを2026年11月17日付で非推奨としています。Veo 3.1を中心にワークフローを組む場合は、公開時点でも提供されているか確認してください。Klingの公式サイトにもKling 4.0が掲載されるようになったため、3.0が最新のままとは限りません。
1秒あたり・リール1本あたりの料金
| モデルと解像度 | 最安のプロバイダー | 1秒あたり | 30秒分 |
|---|---|---|---|
| Veo 3.1 Fast 1080p | wiro.ai | $0.12 | $3.60 |
| Veo 3.1 1080p | fal.ai | $0.40 | $12.00 |
| Kling 3.0 Standard 720p | fal.ai | $0.126 | $3.78 |
| Kling 3.0 Pro 1080p | fal.ai | $0.168 | $5.04 |
| Seedance 2.0 720p | BytePlus ModelArk | $0.15 | $4.50 |
| Seedance 2.0 1080p | BytePlus ModelArk | $0.37 | $11.10 |
解像度は行ごとに異なるので、同じ条件どうしで比べてください。720pのKling Standardと720pのSeedanceは1秒あたりの料金が近く、1080pのVeo 3.1のクリップはどちらよりも高くなります。料金ツールでは、解像度、音声、プロバイダーを切り替えられ、任意の長さの料金も確認できます。

3つの企画、3つの答え
クリーンな背景の商品1点。 数秒の印象的なカットが1つあればよいので、クリップの長さはほとんど関係ありません。料金と解像度から始めて、各モデルの最安グレードを自分の商品で試して判断しましょう。
すべてのカットに登場する創業者やクリエイター。 課題は一貫性です。同じ参照画像や、その人物のエレメントを渡せるモデルはどれかをまず確認し、各クリップはそのモデルの上限内に収まる長さにします。
セリフと環境音のあるシーン。 3つとも音声を生成するので、台本の言語をそれぞれがどう扱うかをテストしましょう。Klingのドキュメントは中国語と英語の音声のみなので、それ以外の言語では、声は別に録音する前提で計画してください。
画像から動画は、安く済ませるコツ
どのモデルも静止画から始められ、VeoとKlingは終了フレームも指定できます。先に静止画を生成して承認し、そのあとで動かせば、動きにお金を払う前に構図をコントロールできます。クリップ間で雰囲気をそろえる最も簡単な方法でもあります。あるクリップの最後のフレームを、次のクリップの開始フレームにすればよいのです。
ベンチマークなしで選ぶには
- 必要なカットを書き出す。 10カットにわたって同じ人物が必要なら、参照入力から検討します。商品1点のアップだけなら、クリップの長さと料金のほうが重要です。
- 最安の解像度で、同じプロンプトを2つのモデルで試す。 結果は、自分の目で、自分の企画に照らして判断します。
- 実行前に毎回、料金を確認する。 1080pの15秒のクリップは、同じクリップを720pで作る場合の2倍以上の料金になります。
- 勝ったものだけを、最高画質で生成し直す。
Raytakeでできること
Raytakeは、AIアシスタントとのチャットで短い動画を作るMacアプリです。各モデルの料金を実行前に表示し、動画にお金を払う前に静止画の承認を求めます。上のリストにある試行錯誤が、コストの低い段階で済みます。
よくある質問
- 1秒あたりの料金が最も安いのは、Veo 3.1、Kling 3.0、Seedance 2.0のどれですか?
- グレードと解像度によります。確認日(2026年10月29日)時点で、表の中で最も安いのはVeo 3.1 Fastの1秒あたり$0.12です。同じ解像度、同じ音声設定で比較してください。
- クリップが最も長いモデルはどれですか?
- Kling 3.0とSeedance 2.0は最長15秒、Veo 3.1は最長8秒のクリップを作れます。Seedance 2.5は30秒に対応します。
- 3つとも縦型動画に対応していますか?
- はい。いずれも9:16のアスペクト比に対応しています。
- いちばんきれいな動画を作れるのはどれですか?
- ベンチマークを実施していないため、画質のランキングは付けていません。自分のプロンプトを2つのモデルで試して、ご自身で判断してください。


